照明学会 全国大会講演論文集
平成16年度(第37回)照明学会 全国大会講演論文集
セッションID: 26
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クラスター発光の特性評価
クラスター形成材の種類に因る発光特性の比較
*久保 博樹佐藤 歩近藤 和也関根 征士大河 正志
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抄録
放電空間内での金属微粒子の発光を照明に利用するクラスター光源は、連続スペクトルによる高い演色性と4000K以上の熱放射による約60 lm/Wの発光効率をもち、無電極放電のためその寿命はマイクロ波発振器内のマグネトロンの寿命と等しく約20000時間の寿命を実現する次世代の白熱放射光源として期待されている。
 放電空間内でクラスター発光が起こるためには、
 1.金属原子が飽和蒸気圧を超えて凝縮する。
 2.ハロゲン再生サイクルが連続的に持続する。
このような二つの条件がクラスター光源の動作原理から考えられる。現在までにクラスター発光が確認されているのは、クラスター形成材に酸化タングステン、酸化レニウムを使用した発光管のみである。
 そこで本稿では、タングステン、レニウム以外の金属をクラスター形成材として使用した場合のクラスター発光特性について報告する。
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© 2004 照明学会
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