主催: 社団法人 照明学会
照明用白色LEDは、高出力を得るために大電流駆動をおこなうのが一般的である。 そのため大電流駆動に耐えうる大型の発光素子が採用されている。 しかしながら素子の大型化にともない光の取り出し効率が低下し、その結果として発光効率が低下する傾向がある。 今回、発光効率を維持しつつ高出力を実現するために小型の発光素子を複数個搭載したマルチチップ型LEDパッケージを製作し評価をおこなった。 現在市場で流通している1Wクラスの高出力白色LEDは大型素子×1個をIf=350mA, Vf=3.5V程度で駆動するものが主流であり同じ駆動条件で比較した場合、本パッケージでは75 lm/Wという一般型蛍光灯に匹敵する発光効率を得ることができた。