抄録
丸形蛍光ランプの光束維持率の大きな低下要因が、ガラス由来のナトリウムとの反応着色物の生成によるものと考えられる。そこで、各種の保護膜を検討し、その結果、保護膜厚の増加による大きな改善効果を見出した。丸形蛍光ランプは、保護膜が厚くなると蛍光体が加熱加工によりはがれるため、厚膜化は困難であったが、新たなシリカの保護膜で従来の10倍もの厚膜化に成功した。その結果、従来より5%から10%の光束維持率の改善効果が得られた。今回、シリカ保護膜によりナトリウムの析出量と、水銀吸着量とが大きく減少しており、ナトリウムの表面析出を抑えることで、高い光束維持率を実現した。