照明学会 全国大会講演論文集
平成19年度(第40回)照明学会 全国大会講演論文集
セッションID: 113
会議情報

照明用LEDモジュール測光システムの開発
*岩永 敏秀山本 哲雄中村 広隆
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
 LEDモジュールを照明用光源として用いるために重要な測光量(照度・光度・配光・全光束)を測定するシステムを開発した。当システムは、主に測光ベンチ、光源設置部、受光器部で構成されていて、測定距離0.5~5m、鉛直角±120°、水平角±180°の自動測定が可能となっている。光源設置部は、汎用型と電球口金型の2種類を用意し、光源寸法が100mm×100mmまでの様々な形状のモジュールに対応することができる。受光器部は、簡易分光器を組み合わせることで有色LEDを測定する際の色補正を行うことができる。
 原点糸による角度合わせに加えて、測量器による角度合わせを行うことでLEDモジュールを設置する際の角度ずれを小さく抑え、測光精度を向上させている。また、光度を求める際の距離の逆二乗則からの外れを実験で検証した。その結果、大きさφ25mm~φ100mm、指向角4°~90°のLEDモジュールについて、照度計(受光径φ23mm)では、3.5m以上の測定距離をとれば、±1%以内で距離の逆二乗則に適応していることが判明した。
著者関連情報
© 2007 照明学会
前の記事 次の記事
feedback
Top