主催: 社団法人 照明学会
「H・N・メディック北広島」は透析に特化した専門施設として、「落ち着いた環境の中で良質な医療環境を提供する」という理念から完成した。患者や医療スタッフが快適に効率良く過ごす事ができるように、建築デザインと共に照明環境を含めた内部空間をいかに創造するかに配慮している。特に、治療室は、長時間にわたりベッド上で治療を受ける患者に不快なグレアを感じさせないように、すべての照明器具を家具に内蔵した照明としている。昼は丸型のトップライトから自然光が降り注ぎ、夜間は家具に内蔵された32WHf蛍光灯が、天井への間接照明とベッド照明として点灯する。これにより治療に必要なベッド面上の照度と、明るさ感が感じられる室内輝度の両方を確保した。