パルス駆動のキセノン蛍光ランプのランプ外壁に外部補助電極を配置することによって、陽光柱が拡大し、より多くの電流を流すことができるようになり、輝度および発光効率が改善されることが確認されている。本稿では主電極と同期した高電圧パルスを外部補助電極に印加することにより、最大輝度が2倍以上上昇し、発光効率も30%程度向上した。このとき、陰極と外部補助電極の間に収縮した放電(バリア放電)が生じており、ICCDを用いた時間分解撮影を行った結果、このバリア放電が予備放電となり、径方向に拡大した内部電極間の主放電を誘起することがわかった。