2020 年 18 巻 1 号 p. 49-56
口腔心身症は,口腔ケア,薬物療法,病態説明技法,一般心理療法,外来森田療法やロゴセラピーなどの心身医学的治療で大半は対応可能である.しかし,症例によっては愁訴の寛解が十分でなく,他の心身医学的治療が必要な場合もある.このような際に積極的筋弛緩法は口腔心身症の口腔愁訴や頚肩愁訴を即効的に軽減することが可能であり,心身医学的治療をより効果的に施行するために活用できる.口腔心身症治療における外来森田療法やロゴセラピーへの積極的筋弛緩法の併用は有用であると考えられる.