本稿では,アルファベットの手書き文字画像について,原文字データをスプライン関数で表現する際,最適な節点を自動的に決定し節点数の削減を行っている.手書きデータ節点数の削減という観点から,初期節点の推定法,更に図形的性質を利用して節点を決定するアルゴリズムを開発し,その有効性を確認した.手書き文字データをスプライン関数で表示する場合,座標点間の距離の代わりに抽出された節点間の距離を使用して近似すること,また残差を推定する方法を提案する.節点の決定アルゴリズムとして,当てはめ精度の悪い区間に節点を繰り返し挿入する反復挿入法を用い,図形的性質を利用して節点位置を決定する.