画像電子学会誌
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論文
面ベース時空間相関法によるてんかん焦点の推定
川端 尚之金 珍祐王 栄龍岡崎 耕三田村 進一
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2009 年 38 巻 6 号 p. 855-861

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抄録

本稿では,面ベース時空間相関法(PSTC)を用いて,てんかん焦点の推定を行う.てんかんスパイク波は,焦点で発生して脳の各部位へ 伝搬する.焦点の特徴として,発作時の焦点電位は 発生時に低下する(賦活活動).まず,提案するPSTCが 発生・消滅する動きのフロー推定 に有効であることを示す.次に,脳波の観測データの補間・画像化を行い, 賦活活動の特徴をPSTCによりとらえることで, スパイク波帯域の脳波の伝搬・追跡を行い,焦点推定を行った.

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© 2009 一般社団法人 画像電子学会
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