本稿は2009年9月11日~13日に開催されたビジュアル情報処理研究合宿(以下,本合宿)の報告である.本合宿は例年,他大学の学生と議論する場の提供および大学の枠を越えた学生ネットワークの形成を目的として,画像電子学会と情報処理学会グラフィクスとCAD研究会の後援のもと,運営委員と呼ばれる有志学生によって企画・運営されている.合宿での主な活動内容は,学生によるポスタ発表,社会人を含めた講演,レクリエーション,懇親会である.それに加えて本年度は,指導教員へのインタビューや筑波大学の画像情報研究室の見学,優れた発表を参加者自身が選ぶVIP AWARDSを新たな試みとして企画した.参加者に実施したアンケートでは99%の学生が本合宿が有意義であったと回答した.