画像電子学会誌
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論文
曲率に基づくエッジ前処理を用いたカーブミラー検出
河本 拓也斉藤 文彦
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2013 年 42 巻 5 号 p. 690-697

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抄録

多くの情報が散見される今日の道路状況において,状況に適したものを得ることは非常に重要である.その中でもカーブミラーのみを検出することは,ドライバーに有益な情報を提供し安全性を確保するという点で大きく貢献すると考えられる.本稿では前処理に重点を置き,予め対象となるエッジ点の候補を抑制している.具体的な処理内容としては,まずエッジ抽出を行った後に曲率を用いて雑音除去を行い,さらに直線を除去する.その後,絞られたエッジ点に対し最小二乗法やHough変換を用いて楕円を検出する.楕円検出後にはエントロピーを用いてカーブミラーの領域かどうか精査する処理を行う.最小二乗法の計算コストは少ない反面,検出率が劣るのに対し,Hough変換は計算コストが最小二乗法と比べて大きいが検出率は堅牢である.それぞれの方法を比較した後,本稿で提案した前処理の有効性と汎用性を検証し,実験結果をもとに考察した.

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© 2013 一般社団法人 画像電子学会
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