抄録
現在、「ISO20121」というイベントに関する国際規格が作られており、この規格の柱となっているのが「持続可能性」である。これまで多くのイベントにおいて環境・経済側面を考慮した評価は実施されているが、近年の重要な社会問題となっている雇用など社会側面まで含めたイベント評価の事例は少なく、経済・環境・社会面を包括的に考慮した評価が求められている。また、イベント評価のための手法の開発に関する議論はなされているが、確立された手法はない。本研究では、イベント評価のための手法の開発を目的として、各側面のデータベースの作成を実施し、4つのイベントを例に検証を行う。また、評価結果を基にイベントにおける環境効率指標の作成を行う。