2005年産業連関表に基づく実態を反映したLCAデータベースの構築

抄録

建築分野の低炭素化に向け、建築物の設計段階におけるLCA (Life Cycle Assessment)が資材選定の判断材料として非常に有効である。そこで本研究では、最新の2005年産業連関表を用いて、建築物用のLCAデータベースを構築した。輸入依存度の高い石炭、原油、天然ガス、鉄鉱石、アルミニウム（新地金）、素材、製材、合板の8品目に関しては、海外での生産活動から海上輸送までの環境負荷物質排出量を現地調査・文献調査に基づきを推計した。