抄録
産業プロセスから排出される揮発性有機化合物(VOC)の多くは、産業洗浄や印刷、塗装といった開放系のプロセスで使用される有機溶剤である。開放系プロセスは内部で起こる現象が複雑であるためVOCの排出メカニズムが十分に解明されておらず、プロセス改善のためのリスク解析が困難である。本研究では開放系プロセスのLCAとリスクアセスメントを用いたリスク解析を目的として、金属部品洗浄を対象としてVOC排出のメカニズムの分析とモデリングを行った。一般環境と作業環境へのVOC排出量を推算し、オペレーションの改善による排出抑制効果を評価した。