主催: 独立行政法人 科学技術振興機構, 社団法人 情報科学技術協会
p. 11-15
INFOSTA-SIG-パテントドクメンテーション部会における活動を報告する。特許情報のインデクシングの可視化に有効な手段として、Fugmannが提唱する分析・合成インデクシングおよびTOSARグラフを用いて、化学・電気・機械の三分野における特許公報9件の事例について解析した結果について報告する。Fugmannは化学者なので化学の解説事例が多く掲載されいて、機械と電気の解説事例がなかったので、今回は特に機械分野の構成と機能および電気分野のフロー図的な特許情報に対しても事例解答を作成した。このように特許情報の文章テキストを文法的に構造的に、またはトポロジカルに可視化整理することにより、特許情報の正確な内容理解と把握に役立つことが判明した。Fugmannの原報にまで立ち戻り、詳細に検討を行ったので、それらの結果について、ここに解析事例を発表する。