情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第7回情報プロフェッショナルシンポジウム
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C14
学生の情報機器利用の現状とキャリア教育における情報活用能力の育成
*辰島 裕美
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p. 57-61

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抄録

2003年度より高等学校の普通科で情報教育が必履修科目となり、2006年から情報を学んだ学生が大学に入学するようになった。これを受けて、大学では情報リテラシー等の科目は不要になるとも言われた。しかし、情報機器やアプリケーションソフトを利用する能力は、学生間で差が目立つようになってきた。大学の情報基礎教育は再考の時期に来ているであろう。一方、大学1年生の情報機器利用調査で、50.7%の学生が自分専用のPC(パソコン)を所有してないと回答した結果がある。本稿では短期大学での授業の一例から、PCをどのように利用した授業をしているか具体的に提示する。また、指導上PCやインターネットを利用した結果、どのような教育効果が得られたかを明らかにする。その上で、自分専用のPCがあると、学習の進行や指導の効果のほかに、どのような影響があるのかを考察するものである。

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