抄録
現場のことを熟知している指導者が工夫した手作りの教材は,その教育効果が認められている。理解しやすい教材は対象者に親しみやすいイラストを採用し,その適度な視覚刺激は記憶や知識の定着に有効である。教材としての良し悪しを決める要素は,受講者が指導者の意図する内容に共感を得られるようにすることである。この教授技術を習得するには,指導経験や教材の製作経験に比例することが多い。本研究では、指導者を目指す受講生が製作した教材と教授法を対象としての相互評価活動を行い,さらなる教材作成技術や教授法を向上させる支援システムの構築を試みた。これまでは,情報技術を活用した評価活動を実施するには,評価支援サーバーの実装が必要であった。しかし,支援サーバーを準備しなくても無償で提供されるWebサービスを工夫することによって,その実用性は十分であることが確認できた。