抄録
多くの情報担当者にとってエンドユーザー全員にデータベースの効果的な利用方法を十分に教育することは課題である。教育においてマニュアルや資料の提供とともに、講習会は効果的な教育手段の一つである。講習会によって十分な教育効果を得るには、ユーザーのレベルや期待度に合わせた内容の提供が必要であるが、実際の実施においては時間的あるいは物理的な制約があり、教育効果の向上の阻害要因となっている。これらの問題を解決する一つの方法として、トムソン・ロイターでは、訪問講習会とともに「ウェビナ―」として、ウェビナ―を開催し効果をあげている。ウェビナ―は、1) 利用者レベルに合わせた講習会の企画が可能、2) ウェビナーは訪問講習会より研究者が集まりやすい、3)ウェビナ―の満足度は訪問講習会と変わらない、4)ウェビナ―は難しい内容ほど訪問講習会より分かりやすい、という傾向が分かった。ウェビナ―は、まさしくエンドユーザ志向のデータベースが増え、企業や大学でのエンドユーザの数が爆発的に増えた時代に対応するために活用され始めた。