抄録
2010年、2013年に続き、MEDLINE収録の国内医学雑誌に関する電子化状況等について調査・分析を行った。その結果、下記の内容が明らかとなった。
・161誌中、電子化されていないのは前回と同じ6誌のみであった。これらについては特段の事情があると思われ、電子化はほぼ完了したと言える。
・海外プラットフォームと国内プラットフォームの内訳に関しては、前者が増える傾向にある。
・国内プラットフォームとしてのJ-STAGEの存在感は揺るぎないが、それゆえに、CiNii-ELSからの移動や更新が確実に行われることが重要である。
・MEDLINE収録の国内医学雑誌の抽出方法については、抽出のキーである「発行国」の指定に揺らぎがあるため、何等かの対応が必要である。