情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第14回情報プロフェッショナルシンポジウム
セッションID: A22
会議情報

A22
「SWOT分析」を用いた特許情報分析の実践と考察
遮熱塗料特許をSWOT分析しK社の開発戦略案を創出
*竹中 賢治小林 淳金澤 綾子足立 佐知小田 奨佐々木 眞悟
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抄録

 特許情報の分析結果から、商品開発戦略や知財戦略立案に役立つ情報を抽出する際に、「SWOT分析」は、複雑な作業を必要とせず実用性は高い。一方、これら戦略立案事例は、企業内で閉じられて紹介される機会は少なく、筆者らは、具体的な題材を扱い、SWOT分析の実践事例を重ね、その実用性を確認してきた。
 そして、近年着目される技術の中から機能性塗料の分野で遮熱塗料について焦点をあて、遮熱塗料に関連して出願された特許情報をもとにSWOT分析を行い、商品開発戦略の創出作業を試みた。戦略創出の検証作業は「塗料」業界大手事業者のK社にあてはめて行った。
 特許情報を分析し、「SWOT」情報を得ようとする際、「S(強み)」情報の抽出過程において難しさがあることがわかり、この点の打開策を思考し考察した。強み把握に対する提言をまとめるに至ったので報告する。

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