測位航法学会論文誌
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論文
日々の座標値による測位精度の評価
坂井 丈泰
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キーワード: 測位精度, 日々の座標値, CLAS
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2026 年 17 巻 2 号 p. 11-15

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抄録

衛星測位サービスの性能評価を行う場合に,国土地理院の電子基準点ネットワークGEONETの基準局を利用することがある.GEONETでは観測データとともに日々の座標値が公開されているから,評価対象の衛星測位サービスを観測データに対して適用し,その結果を日々の座標値と比較すれば,特に評価用の設備を設けることなく性能評価を実施できる.例えば,準天頂衛星システムが提供するセンチメートル級補強サービスCLASは,この方法による評価結果が公開されている.ただし,この評価方法については,日々の座標値に含まれる位置誤差の影響を受けることと,評価対象である衛星測位サービスと評価の基準とする日々の座標値に共通の誤差成分が残留している可能性があることに注意が必要である.こうした影響についてCLASサービスを例として検討したところ,2025年の関東地方における測位精度については両者には有意な差はなく,通年ではあわせて0.4mm程度までの影響がある一方,月別では水平方向で3mm程度,垂直方向では6mm程度の過大評価になる例があることが分かった.

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