医療
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地域救急医療における国立療養所香川小児病院の役割
松村 長生大塩 猛人河内 護桐野 有成斉藤 恒雄古川 正強平尾 文男西川 清浜口 武士高丸 誠志山田 正岡田 隆滋前田 計子松村 香代子金川 雅洋松浦 秀雄曽我 哲朗
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1981 年 35 巻 2 号 p. 180-186

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抄録
昭和50年より香川小児病院と名称変更し, 小児医療と取り組んできた. 香川県はそれ以前は乳児, 新生児死亡率は全国平均より悪く, 悪い方の上位を占めていた. しかし昭和51, 年52年と年々低下し昭和53年度には全国平均より下まわり著明な改善がみられた. これらのことが香川小児病院の活躍とどのような関係を有するかを, 昭和53年度の患者を中心に分析を行つた. 昭和53年度は2418名の入院患者があり, うち2113名が乳児以上の症例であり, 305例が未熟児, 新生児であつた. 新生児以外の患者は80%が香川小児病院所在地より半径20km以内の患児であつた. 一方新生児は60%が20km以内の患児であつた. 昭和53年度の時間外救急患者は全体で2405名で, うち入院を要した患児は452名で18.4%であつた. 特に新生児は入院率が高く100%であつた. これらのことより香川県の新生児死亡の低下は我々の活動に影響されている.
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