乳幼児下痢症における糞便細菌叢の検討

小崎 武; 北條 泰男; 子安 春樹; 篠原 元子; 原田 勝代; 早川 洋一

doi:10.11261/iryo1946.37.820

乳幼児下痢症における糞便細菌叢の検討

小崎武, 北條泰男, 子安春樹, 篠原元子, 原田勝代, 早川洋一

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キーワード: 乳幼児下痢症, 糞便細菌叢, ビフィズス菌, パンテチン

ジャーナルフリー

1983 年 37 巻 8 号 p. 820-825

DOI https://doi.org/10.11261/iryo1946.37.820

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抄録

乳幼児下痢症の糞便内細菌叢は急性期にBifidobacterium, Lactobacillusが減少していたが, 便性の改善と共に増加傾向を認めた. しかし, Bacteroidesは便の性状とほとんど無関係に一定の菌数を維持していた. Pantethine投与例でBifidobacteriumの増殖作用を介し, その結果下痢の回復にも有効に働いたものと考えられる成績を得た.

責任著者(Corresponding author)

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