医療
Online ISSN : 1884-8729
Print ISSN : 0021-1699
ISSN-L : 0021-1699
男性甲状腺機能亢進症における視床下部―下垂体―性腺系の機能
猪 芳亮鈴木 民子佐藤 昭雄西海 正彦村山 直弘
著者情報
ジャーナル フリー

1985 年 39 巻 2 号 p. 122-126

詳細
抄録
男性甲状腺機能亢進症22例について視床下部-下垂体-性腺系の機能を検討し, 以下の成績をえた. 1)basal値ではLH, Testosterone(T), Estradiol(E2)は高値を示すものが多かつた. 2)LH-RH testではLHは過大反応, FSHは正常反応が多かつた. 3)HCG testではTは低反応, E2では過大反応を示すものが多かつた. 4)T, E2とT3, T4との間には有意の相関関係はなかつた. 5)LH-RH testの治療前後の比較では,治療後はLHは低反応を示したがFSHは有意の差はみられず, HCG testでは治療前後のT反応は有意に低反応であつたが, E2反応は有意差はなかつた. 男性甲状腺機能亢進症では部分的なLeydig細胞の機能不全とE2のfeedback effectに対する視床下部-下垂体の感受性に変化を及ぼすものと思われる.
著者関連情報
© 一般社団法人国立医療学会
前の記事 次の記事
feedback
Top