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進行性筋ジストロフィー症および類縁疾患の血清ミオグロビン値について
藤田 誠永田 紀四郎松井 史郎佐藤 勇黒沼 忠由樹
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1985 年 39 巻 2 号 p. 166-170

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抄録
血中ミオグロビン(Mb)は, 心筋や骨格筋などの各種疾患の病態を知るのに有用であると報告されているが, 我々はradio immunoassay法(2抗体法)によるMb測定キツトの基礎的検討を行い, さらに進行性筋ジストロフィー症(PMD)とその類似疾患57例について血中Mbの動態を検索した. 同時再現性試験, 回収率試験, 希釈試験ではともに良好な成績を得た. 健康人n=30のMbは38.6±15.8ng/ml(mean±SD)で, Duchenne(D型)n=24, 479.5±522.7ng/ml,肢帯(LG型)n=14, 135.0±58.6ng/ml, 顔面肩甲上腕(FSH型)n=1, 48ng/ml, 先天性(CMD)n=3, 735±756ng/ml, 筋緊張性(MD)n=393.7±15.5ng/ml, その他の筋疾患n=12, 38.1±24.6ng/mlであり, D型P<0.001, LG型P<0.001で有意に高値であつた. 同時に測定したCPK値との相関はD型r=0.667(P<0.001), LG型r=0.889(P<0.001), CMD r=0.600, MD r=0.885, その他の疾患r=0.705(P<0.05)であつた. 筋疾患においてのミオグロビンは神経原性, 筋原性の診断, PMD症の病型の補助診断, 障害筋の状態の把握に有用であると考えられた.
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© 一般社団法人国立医療学会
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