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食道静脈瘤の治療における超音波映像下の経皮経肝的塞栓術
上野 高次三木 亮小林 敏生五月 女直樹唐沢 英偉小川 真武居 正文
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1985 年 39 巻 7 号 p. 577-580

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抄録
食道静脈瘤の治療法として, 超音波穿刺術を応用した経皮経肝塞栓術(PTO)を58回, 40例に施行した. 塞栓物質はIBC, 無水エタノールおよび金属コイルなどを使用した. 対象の原疾患は, 肝硬変29例, 肝細胞癌合併肝硬変7例, 特発性門脈圧亢進症2例, 骨髄線維症2例であつた. 肝の重症度をChildの分類に従うとGradeCが20例と重症肝障害が多かつた. 全例に平均1.5回の穿刺で門脈にカテーテルを挿入できた. 救急止血効果は94%に得られた. PTO前後の内視鏡では, 発赤所見の改善が88%にみられた. 一方, 再出血は27%であつた. PTO後の死亡例は, 肝細胞癌合併の5例を除くと9例(25%)であつた. 本術式に伴う合併症として右胸水の出現を1例にみた. 患者へのアンケートによると, PTOは患者へ与える負担が内視鏡的治療と同等であつた. 本法は, 食道静脈瘤の治療法として有用であると考えられた.
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© 一般社団法人国立医療学会
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