医療
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ぶどう球菌, 大腸菌標準株を刺激物質に用いたフローサイトメトリー法による顆粒球機能検査
第1報 測定条件の基礎的検討
山脇 克広辻田 美香子橋本 美保米田 昭代木戸口 とも子赤塚 尚美西山 和弘藤原 卓庵原 俊昭神谷 齊
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1991 年 45 巻 8 号 p. 774-778

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抄録
我々は微量検体, 迅速性, 客観性に優れた生体反応に近い顆粒球機能検査法の確立を目的として, ぶどう球菌, 大腸菌標準株を刺激物質に用いたフローサイトメトリー法による顆粒球機能検査の可能性を検討した.
測定条件としては, 250μMのDCFH-DA溶液1mlに, 室温保存24時間以内のヘパリン加末梢血50μlを加えた. 次いで, 波長620nm, OD0.6の農度のぶどう球菌標準株, または大腸菌標準株をそれぞれ50μl添加し, 37℃の恒温槽内にて60分間反応させた後, 4℃に移して反応を停止させ, 6時間以内に陽性率及び蛍光強度を測定した.
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© 一般社団法人国立医療学会
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