国立長崎中央病院放射線科
国立長崎中央病院産婦人科
1992 年 46 巻 8 号 p. 667-669
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無心体(無脊椎無頭無心体)の1例について, MRI所見を中心に報告した. MRIは本症の形態的特徴及び, 正常胎児, 胎盤との位置関係を明瞭に描出し, それのみで無心体の診断が可能であった. また無心体の軟部組織はT2強調像で高信号を呈し, 浮腫状変化を示していると考えられた. このように, MRIに形態のみならず組織性状までよく描出し本症の診断に有用と考えた. 本症のMRI像の報告は, 我々が検索しえた範囲では見あたらなかった.
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