国立大分病院泌尿器科
1992 年 46 巻 8 号 p. 664-666
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42歳, 男性. 主訴は, 上腹部痛. 右腸管骨動脈との交叉部に尿管結石を認め, このために片側腎実質のひ薄化した水腎症を呈する馬蹄腎と診断. 超音波下に右腎瘻をおき43日間にわたり観察するも1日尿量10~25mlと不変であることより, 腹部正中切開にて右腎尿管全摘除, 狭部離断後, 左腎矯正術をおこなった. 病理組織学的検索にて結石嵌頓部に過形成上皮とともに移行上皮癌を認めた. 術後落痛は消失し, 7ヵ月経過した現在再発なし.
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