予約などを簡素化したダイレクト予約システムにより, 高度医療機器の共同利用の推進と患者サービスの向上を目指し, 医師会などとの医療ネットワーク構築を試みた. また, 講演会や検討会などのオープン化などにより, 種々の教育研修活動を行った. 沼田利根医師会の「かかりつけ医推進モデル事業」の実施を受け, 地域医療連携推進事業にも協力し, 病診連携を推進した.
入院・外来患者数, 紹介患者数, 高度医療機器の検査件数が増加し, 平均在院日数は短縮した. 内科の患者数に対する必要医師数と現状の内科常勤医数の格差が拡大し, 業務改善のみならず, 内科医師の増員が望まれる.
患者サービスの向上と医療費抑制にも効果があることが推測された.