医療
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国立金沢病院としての周産期育児支援のあり方
越田 理恵奥田 則彦
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キーワード: 育児支援, 周産期医療
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1999 年 53 巻 2 号 p. 112-116

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抄録
周産期医療を支える育児, 子育て支援として総合病院における小児科医の方向性を考えるたあに, 国立金沢病院と石川県内の産婦人科単科病院2施設で出産した母親430名に, 周産期の育児不安の実態と医療サイドに期待される対応についてのアンケート調査を行った. 当院での出産を希望する背景には周産期を通しての安全かっ適切な医療が期待されていた. また母親は妊娠中よりも出産後に育児に対する不安を強く感じており, 母親自身の精神的不安定さも加わって, 産科退院後に個別の相談窓口を求めている. 我々小児科医が今後, 参入しなければならない領域は出産後1ヵ月健診までの期間の母親に対する育児支援であり, 健全な母児関係の基盤であるこの時期の支援はその後の子供の健全な発育を促すものと考えられる.
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© 一般社団法人国立医療学会
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