医療
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国立熊本病院皮膚科における感染性皮膚疾患の傾向
―表在性皮膚糸状菌症とヘルペス感染症について―
前川 嘉洋進 洋子村上 詠子
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1999 年 53 巻 2 号 p. 121-125

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抄録
皮膚表在性真菌症を1996年7月より9月まで当院皮膚科外来の新来患者で調査したところ68名(新患の12. 4%)で男36名(53%), 女32名(47%)で性差はみられなかった. 真菌症では白癬が最も多く, そのうち足白癬が47.3%であった. 菌種ではTrubrumT. mentagrophytesで75%をしめた. 単純庖疹(HS)と帯状庖疹(HZ)を1994年から1995年の2年間, 新来患者で調査した. HSは女性に多く(69%), 20-30歳代と50-60歳代に2つのピークがみられ, 口腔周囲の発症例が多かった. HZも女性例が多く(62%), 年代別では50-60歳代が62%をしめた. 胸部と三叉神経領域に好発し, 悪性腫瘍の合併は8名(6. 2%)であった.
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