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抗甲状腺剤による治療をおこなった妊娠時一過性甲状腺機能亢進症の1例
影山 洋佐久間 雄一
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1999 年 53 巻 2 号 p. 130-134

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抄録
抗甲状腺剤による治療をおこなった妊娠時一過性甲状腺機能元進症の1例を報告する. 症例は27歳女性, 第二子妊娠中妊娠11週に悪心, 嘔吐が強く食事も摂取できなくなったため入院. free triiodothyronine(FT3), freethyroxine(FT4)の高値, thyroid stimulating hormone(TSH)は測定感度以下, TSH受容体抗体, 抗甲状腺自己抗体は陰性であった. 点滴で経過をみていたが, 悪心, 嘔吐が持続し, 体重も4kg減少, 13週にはFT318.0pg/ml, FT46.8ng/dlまで上昇したたあ, チアマゾールの投与を開始した. 投与開始後3週目頃よりFT3, FT4が低下し始め, 食事も摂取できるようになり, チアマゾールも減量し, 22週にはTSHも含あて正常化したので中止, 以後甲状腺ホルモンは正常となり, 41週に自然分娩となった.
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