抄録
脊椎疾患に対する最適診療プログラムをたてる目的で, 著者らは, その歩行を床反力計測により評価した. 代表的脊椎疾患94例にっき, その治療介入前・後の床反力評価指数と, 臨床的治療成績判定基準評価点(JOAスコア)を調査した.
床反力計測にもとつく歩行分析は, その治療介入効果を詳細に, 客観的・定量的に評価することを可能とし, 最適な診療プログラムの開発, すなわち手術適応, 装具設計, リハビリテーション訓練処方などを改善する有効な指標となることが示された. さらに, 術後経過を詳細に追跡することを可能とした.
代表的脊椎疾患の3症例について, 床反力計測所見を提示する.