医療
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膵頭十二指腸切除術後吸収不良症候群の1例における長期検査成績
孫 涛明石 哲郎河合 宏美福富 真理恵横田 昌樹井口 東郎船越 顕博瀬尾 洋介若杉 英之
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1999 年 53 巻 7 号 p. 469-472

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抄録
膵癌の疑いで膵頭十二指腸切除術が施行された1症例に合併した消化吸収障害と膵性糖尿病に対する治療の12.5年間にわたる長期経過を観察することができた. 本症例は現在58歳の男性で, 全身倦怠・浮腫・下痢を主訴として来院した.
検討の結果, 貧血, 低コレステロール血症, 肝機能障害が次第に進行している状況が認められた. とくに血清コレステロール値の低下は著明で, 低栄養状態の評価に重要と考えられた. また, 血糖値の変動は経過中常に大きく, 糖尿病のコントロールは不良であった.
術後に難治性下痢が存続する場合の消化吸収障害と糖尿病の治療が難しいことを示す結果であった. これらの改善を目指す方策が今後検討されねばならない.
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© 一般社団法人国立医療学会
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