医療
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胸腺腫を合併した肺癌に対し, 拡大胸腺胸腺腫摘出術後, 胸腔鏡および逆行性縦隔鏡補助により肺切除と縦隔リンパ節郭清を行った1例
中野 昇貴島 弘樹山村 憲幸上田 晋也
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1999 年 53 巻 9 号 p. 592-596

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抄録
比較的まれな胸腺腫を合併した肺癌例に対して, 胸骨正中切開創から拡大胸腺胸腺腫摘出術後, 胸腔鏡とビデオ1縦隔鏡補助により肺切除と縦隔リンパ節郭清を施行した. 症例は63歳, 女性で縦隔腫瘤影で発見された. CT所見上, 前縦隔に腫瘤影を認め, 左肺野にも腫瘤影を認めたため, 縦隔腫瘍および肺癌疑いと術前診断して手術を施行した. 胸骨正中切開創より手術を開始し, 胸腺腫疑いで拡大胸腺胸腺腫摘出術を行った後, さらに生検を行い迅速病理検査で肺腺癌と診断して左下葉切除術を行った. ビデオ縦隔鏡を胸骨正中切開創あるいは側胸部のトロッカー孔から挿入して(以下, 逆行性縦隔鏡), 胸腔鏡では視野を確保しにくい#7, #10の縦隔リンパ節の郭清に対して補助に使用した. 切除標本の病理検査で胸腺腫および肺腺癌, p-TINOMOと診断した.
胸腺腫と肺癌合併例に対する胸骨正中切開創からの手術では, 逆行性縦隔鏡の補助が縦隔リンパ節郭清に有用と考えられた.
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© 一般社団法人国立医療学会
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