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低リン血症による遷延性意識障害を合併した糖尿病性ケトアシドーシスの1例
永野 恵子池淵 元祥東堂 龍平福原 吉典今泉 昌利
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1999 年 53 巻 9 号 p. 597-600

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抄録
症例は意識障害を主訴とする22歳のインスリン依存型糖尿病の女性. 16歳の時糖尿病を指摘され, スルフォニル尿素剤内服を開始し, 18歳よりインスリン治療を始めた. 95年12月感冒様の症状のため経口摂取が困難になり, 自己判断でインスリンを中断した. 近医に入院したが意識状態が悪化したため, 12月25日当科に緊急搬送された. 諸検査より糖尿病性ケトアシドーシス昏睡と診断し, インスリン少量持続静脈内注入法にて高血糖とケトアシドーシスを正常化せしめたが, 意識障害は遷延した. 著明な低りン血症をリン製剤の投与にて是正するにともない, 意識状態は改善した.
本症例は糖尿病性ケトアシドーシスのインスリン治療中に著明な低リン血症を合併し, 意識障害が遷延した1例と考えられた.
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