医療
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急性期病院における退院計画のあり方とは
―在院日数の短縮, 患者家族の理解と安心―
平田 貴代美
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2007 年 61 巻 4 号 p. 247-249

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抄録
患者・家族の早期退院への理解と安心感を確保しながらの在院日数の短縮でなければならない. そこで, 急性期病院としての全スタッフによる退院計画システムの再構築が必要と考えた. 入退院の激しい急性期病院の現状から情報を共有する手段として退院計画チャートを考案し, 退院計画に関する記録の統一を図り稼動を開始したところである. 全スタッフが, 退院計画・退院支援を基本的な責務として認識できるよう, 退院計画の指導・支援・調整を行っているところである.
全スタッフが患者・家族と共に目標と情報を共有しながら進める退院計画は, 患者・家族の理解と安心を生み, それは早期退院につながると結論した.
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© 一般社団法人国立医療学会
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