抄録
[目的] 本研究の目的は,地域在住の独居高齢者および同居高齢者の作業遂行能力を比較し,独居生活を継続する支援方法を検討することである. [対象と方法] 地域在住の独居および同居高齢者124名. [方法]郵送調査.調査項目は,基本情報(年齢および性別),同居家族の有無,OSA-SF有能性 とした. [結果] 独居高齢者の方が,作業遂行能力が高かった.性別でみると独居男性高齢者の方が同居男性高齢者に比べて,作業遂行能力が高かった.特に,男性では経済的管理や家庭内の責任ある役割,女性では食事などの家庭内活動を実施していた. [結語]独居生活の支援には,性別に合わせて支援をする必要がある.