日本画像学会誌
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論文
電界中における粒子移動を利用した反射型ディスプレイ(III)
—トナーディスプレイの応答時間—
趙 国来星野 勝義北村 孝司
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2001 年 40 巻 2 号 p. 129-133

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抄録
導電性黒色トナーの移動を利用したトナーディスプレイの応答時間について検討した.トナーディスプレイは画像部と非画像部での光の吸収と反射に基づいた反射型ディスプレイである.フォトンカウンティング法によりトナーディスプレイの電圧印加に対する表示の応答時間を測定した.応答時間は印加電圧500Vで黒表示から白表示への変化が1.1ms,白表示から黒表示への変化が1.0msであった.応答時間はセル中に封入する粒子量に依存することがわかった.セル内の黒色トナーおよび白色粒子の分布状態の観察から両電極にそれぞれ正に帯電している導電性黒色トナー層と負に帯電している白色粒子層が付着しており,両電極には空間が存在することがわかった.このことから電極の極性の切り換えにより正に帯電している導電性黒色トナーと負に帯電している白色粒子が入れ替わることにより黒と白の表示が行われていると考えられる.
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© 2001 一般社団法人 日本画像学会
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