抄録
導電性黒色トナーと白色粒子の電界中での移動を用いた書換え可能な反射型ディスプレイの導電性黒色トナーの移動について検討した.ディスプレイセル中に導電性黒色トナーのみを封入した際の導電性黒色トナーの移動は低電圧から急速に増加し,印加電圧200V以上でほぼ一定値を示し,電極の被覆率50%を示す.一方,導電性黒色トナーと白色粒子を封入したトナーディスプレイセルでは300V以上の電圧印加が必要で被覆率26%で飽和を示した.このことは白色粒子を混入することにより導電性黒色トナーの移動を開始する閾値電圧が増加するためと考えられる.また,実験結果から導電性黒色トナーの移動にはセル内に約50%の空隙が必要であることがわかった.