抄録
次世代光ディスク用光源として注目されてきた青紫色GaN系半導体レーザは,1996年に室温パルス発振が確認されてから,急激な進歩を遂げてきた.実用化に至るまでの開発課題は,信頼性の確保であり,半導体結晶中の欠陥(転位)を低減することであった.近年,欠陥の少ない良質なGaN基板が得られるようになり,高品質な青紫色レーザが容易に作製できるようになった.本稿では,低転位GaN基板を用いた高出力青紫色レーザの構造,基本的な特性を報告すると共に,CD,DVD,そして次世代光ディスク用青紫色レーザの3世代光源をひとつのパッケージで供給できる3波長レーザについて紹介する.