日本画像学会誌
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原著論文
光触媒反応を利用したガラス基板上へのフタロシアニンハイブリッド膜形成
星野 勝義工藤 宝平澤 雄輔金 商国
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2006 年 45 巻 1 号 p. 3-10

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抄録
ガラス基板上に有機顔料粒子を堆積する新規コーティング法あるいは画像形成法を提案する.この手法は,均一系光触媒反応を利用するものであり,堆積浴としては,顔料(フタロシアニン),顔料を分散するための界面活性剤,光触媒(Ru(bpy)3Cl3, bpy=ビピリジン)そして電子受容性犠牲試薬([Co(NH3)5Cl]Cl2 )を分散あるいは溶解した水性媒体を用いる.フォトマスクとガラス基板を通して光照射(450nm)を行ったところ,フタロシアニンと水酸化コバルトから成るハイブリッド膜(パターン)が得られた.膜形成に及ぼす露光時間,露光強度,及び界面活性剤タイプの影響を検討し,膜堆積機構に関するモデルを提案した.また,得られたハイブリッド膜の暗時及び光照射下での,表面型セルを用いた電気伝導度の測定から,ハイブリッド膜は光電感度を有することがわかった.
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© 2006 一般社団法人 日本画像学会
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