日本画像学会誌
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原著論文
発振波長635nmアレイレーザダイオードのプリンタへの適用
稲永 宏中塚 慎一唐沢 光幸坂本 順信
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2006 年 45 巻 2 号 p. 103-108

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抄録
マルチビーム走査は,レーザプリンタにおける光走査装置の高速化・高解像度化を実現するための有効な手段である.我々はビーム本数を増やす手段として,今回1チップ5チャンネルアレイレーザダイオードを開発し,プリンタへの適用を検討した.発振波長は635nm である.
635nm の短波長レーザは半導体の特性上,駆動時の電流による発熱で光出力が減少する割合,ドループ率が大きい傾向にある.ドループ率が大きいと,レーザプリンタにおいて走査方向の濃度ムラが発生し問題となる.
これに対し,しきい値電流と端面反射率の最適化,ツェナーダイオードの定電圧効果を利用した駆動回路の改良により,ドループ特性の改善を図ることができた.
また,I-L 特性やチャンネル間での波長誤差,動作寿命など,レーザプリンタ用として必要な,その他の特性も満足していることを確認した.
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© 2006 一般社団法人 日本画像学会
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