画像や商品等を見た時に感じる印象を客観的にとらえるための分析方法について紹介する.先ずWebサイト・デザインを例にとり,コンテンツ内容ではなく情緒的な印象(イメージ)によってパターン分類をおこなう.次に色彩心理をベースにして開発された「カラー・イメージ・スケール」を用いたイメージ分析について述べる.このイメージスケールはカラーとイメージ語の互換性をシステム化したものであり,カラー以外のデザイン形状や素材などの分析にも応用できる,言わば感性評価マップである.最後にデザインが人の感性にどのように訴求するか,また,五感と色感との関連性について話しを進める.