日本画像学会誌
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原著論文
Single-Scale Retinexモデルにおけるコントラストとハローの改善
小池 芳明堀内 隆彦斎藤 了一富永 昌治
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2009 年 48 巻 2 号 p. 84-91

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抄録
人の視覚は,一時に105を超える明暗の変化を知覚でき,109以上の広いダイナミックレンジをもつ外界に順応するのに対して,デジタルカメラは明暗変化の激しいシーンを取得するのが困難である.Retinexアルゴリズムは,人の知覚に基づいた画像処理手法であり,コントラスト改善に有用である.MSR(Multi-Scale Retinex)モデルは,複数のSSR(Single-Scale Retinex)出力を合成することによって,SSR出力の問題点であったハローを軽減することに成功したが,演算量が大きいという問題点があった.本論文では,SSRモデルにおける周辺輝度場をBilateral filterで表現し,さらにダイナミックレンジを圧縮することによって,SSRモデルの演算量の小さい簡易な枠組みでハローを軽減できるRetinexの改善アルゴリズムを提案する.提案モデルは,陰影の激しい自然画像のダイナミックレンジの圧縮に安定に動作し,暗部の見えの改善に効果的であった.本論文では,HDR画像に対しても提案手法を応用することを試みて,有効性を検証している.
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© 2009 一般社団法人 日本画像学会
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