日本画像学会誌
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Imaging Today
ラベルプリンタ市場におけるインクジェットプリンタ技術
田中 敏雄
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2016 年 55 巻 5 号 p. 563-571

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抄録

ラベルプリンタ市場は,商品の少量多品種化による小ロット化傾向やバリアブル印刷のニーズを受けて,デジタル印刷機の導入が進んでいる.電子写真方式が先行しているが,生産性や高画質を売りにしてインクジェット方式が成長してきている.インクジェット方式は,用いるインクによって,水性インク,水性レジンインク,紫外線 (UV) 硬化インクに大別される.水性インクでは,インクジェット適性のあるメディアを使用し,本体が安い.水性レジンインクでは,汎用メディアを使うことができる.UVインクでは,UV硬化のエネルギー効率が良いため,高速印刷が可能である.これらの特長を生かしながら,ラベルに求められる (1) 生産性,(2) メディア対応性,(3) 画質,(4) 耐久性,(5) 付加価値,の要望に対し,インクジェット技術がどのように対応しているか,および,代表する製品の特長を述べた.インクジェット技術は,アナログ印刷を置換え,さらに画質などの固有の価値を提供する技術として期待されている.

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© 2016 一般社団法人 日本画像学会
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