2024 年 63 巻 4 号 p. 417-423
人・モノ・サービスがインターネットを通じてシームレスにつながるポスト5G時代の到来を見据えると,画像技術の革新が必要である.これまで画像技術を支えてきた液晶材料や有機半導体材料にも分子設計の革新が望まれている.特に,電子特性を維持しつつ,外部から加わる力を分散して機械特性を向上し,しなやかでタフなデバイスを創成するための分子設計指針の確立が重要課題となっている.本章では,半導体ポリマーの合成およびフレキシブル・ストレッチャブル半導体ポリマー材料開発に焦点を当て,基礎から応用まで概説した.半導体ポリマーのレジオレギュラリティー,分子量,分子量分布等の制御技術が進歩する中,半導体ポリマーの高機能化・多機能化に注目が集まっており,今後新たな有機エレクトロニクス材料プラットフォームの創成が期待される.