2025 年 64 巻 4 号 p. 357-364
印刷技術とは,インク材料を適材適所配置する技術である.しかも開発者たちの職人魂と苦労が凝集した極めて高度な技術である.生きた細胞から生きた「臓器づくり」を目指して,再生医療に印刷技術を持ち込み,3D-Bioprintingの研究を開始した.Post-iPS細胞(induced pluripotent stem cell,人工多能性幹細胞)時代,分化させた細胞や臓器特有な生体材料を適材適所,2次元,3次元で位置決めしながら構築する技術はますます必要とされている.また,「臓器づくり」は3次元構築した次に,Post-fabrication Processという,育て,成熟させる工程がある.3次元構築技術とともに,3次元組織を観察し計測する3D-Bioimaging技術の必要性も高まっている.1研究者の研究の歩みから,「臓器づくり」プロセスにおける3D-Bioprinting and 3D Bioimagingについて論じたい.