1997 年 15 巻 1 号 p. 129-137
本研究は細胞レベルで外気功がどの様な作用をし、どの様な効果をもたらすのかを科学的手法で証明する事を目的としている。奈良県の東洋医学治療院、常祐院の松元密峰氏は自身が発するQi-gong vital energyという外気功を用いる独特の治療により多くの疾患に対して効果をあげている。今回はこの治療に用いているエネルギーが、ヒト抹消血液より分取した好中球に対してどの様な作用をするのか実験を行った。この実験よりQi-gong vital energyが好中球の情報伝達系に作用して、貧食能力を上昇させる効果があることを証明した。